2026/10/13 13:23
漢方では「ムラサキ」の根を「紫根」と言います。歴史は古く、紀元前200年代中国の秦時代に書かれた漢方書『神農本草経』に収録されています。
ムラサキはムラサキ科の多年草で、やや乾燥した丘陵地などにに育ち、茎は40~70センチ、6~7月ごろに直径4mmほどの白い花を咲かせます。かつては全国的に野生していて、特に武蔵野のムラサキは有名でした。
(日本オリーブ社の映像から)
(日本オリーブ社の映像から)薬としての「紫根」は、さまざまな研究・分析によりその効果が認められています。
紫根の主成分は色素成分(主な成分はシコニン、シコニン誘導体)。その作用は、保湿作用、抗炎症作用、肉芽形成(ケガや火傷などで損傷した組織の痕に新しい組織が盛り上がってくる)の促進などがあげられます。
医薬品としてよく知られているのが、花岡青洲(1760~1835)の作った紫雲膏です。当時は万能な軟膏として重宝がられましたが、現在も「紫雲膏」(ゴマ油、当帰、紫根、黄蝋、豚脂からできています)は、大変貴重な生薬軟膏です。
その作用を化粧品に利用しているメーカーも多数あります。ゴマ油や豚脂の代わりにオリーブオイルを利用して、優れたスキンケア化粧品を作っているメーカーは、日本オリーブ社のオリーブマノン化粧品です。
<紫根の効果>
①皮ふの異常細胞を除く(イボにも紫雲膏が有効な場合もあります)
②還元作用
③新しい皮膚の再生を促進
④抗菌作用、炎症作用
